伊・仏合作映画『ソドムの市』(1975年)~日本もソドム?
N・Sさん...
先日のことなのですが、雪花さんが私に
「『ソドムの市』という映画を観たことがあるか?」
と訊いてきたのです。
そんな映画は見たことがないですぅ~。
「ソドム」って『旧約聖書』の中に出てくる町の
名前なんじゃないの?
腐敗が激しくて神様によって滅ぼされたんでしょ?
違うの・・・?
ソドムに座頭市がいたという想定のSF時代劇?
この映画『ソドムの市』は、
1975年公開の伊・仏合作映画であり、
音楽をエンニオ・モリコーネが担当しており、
制作陣営は第一級映画の外観を呈しております。
が、世界各国で上映禁止。
映画通を自称している私としましては(笑)、
上映禁止の理由を知るべく、ぜひとも
観ておかなければいけないクラシック映画
と言えますw。
「Salò o le 120 giornate di Sodoma」
でネット検索したところ、
字幕なしの動画ファイルを見つけれました。
なので・・・、どんな映画なのか?
サクッと見てみましたよ。
原作は、マルキ・ド・サドによる
『ソドム百二十日あるいは淫蕩学校』
(1785年)であり、
猥褻映画のようにも感じるのですが、
これは独裁政治というものへの批判がこもった
反戦映画の一種と言えます。
が、一般受けする内容とは言えず、
何も映画賞を受賞しておりません。
それどころか全世界で上映禁止。
この映画を作った監督さんPier Paolo Pasoliniが、
撮影終了後に、出演した少年グループ(?)により、
殺害されるという事件も発生したようです。
背景にはファシストたちが関与していたそうです。
Pier Paolo Pasoliniは、先の大戦中に
ファシスト党員の家庭で育ったのですが、
戦後になって共産党に入党しております。
ファシズム・独裁というものへ強い反抗意識を抱き、
その気持ちのこもった映画のようです。
Pier Paolo Pasoliniの遺作ということになりました。
この映画では、全体主義体制による
個人の自由の抑圧ということが描かれております。
自由恋愛というものも禁止されております。
結婚は、上層部(執行体制)が決めた縁組
によって執り行われます。
それを破ると、射殺されてしまっております。
よくよく考えてみると・・・、
こういう社会って、身近にありませんか?
もし日本で職場恋愛したら
2人ともいなくなることが多いでしょ?
社長さんや上司の好みのタイプの女性社員と
交際した男は、退社させられるでしょ?
処刑されております(笑)w。
日本国は国としては非常識なことは
やらないし憲法上できないですが、
日本社会にはソドムの雰囲気が漂っていますw。
日本社会は本質的に全体主義の様相を
呈しておりますw。