日本ドラマ映画『虹を架ける王妃~朝鮮王朝最後の皇太子と方子妃の物語~』(2006年)

 ◎ 『虹を架ける王妃』の概要

『虹を架ける王妃~朝鮮王朝最後の皇太子と

方子妃の物語~』は、

2006年に日本で作られたテレビドラマ映画です。

日本の梨本宮家の長女・方子(演:菅野美穂)と

朝鮮王朝最後の皇太子・李垠(演:岡田准一)

との政略結婚、及び2人の波乱の半生が描かれている。

『虹を架ける王妃』ダイジェスト-YouTube


このドラマは、ぜひ観ておいたほうが良いです。

本当にあったことが描かれております。

明治末期~昭和初期における日本の政治や

日韓関係を理解する上で、

非常に重要な映像資料となっております。


◎ 韓国ドラマ『明成皇后』の続きの時代


ドラマ『明成皇后』のストーリーの中で、

高宗明成皇后との間に生まれた世子(純宗)の

タマタマの発達異常(未熟)により

将来的に子供ができないかも・・・?

っていう話がありました。覚えていますか?

大韓帝国初代皇帝・高宗(1852-1919)が突然死し

(日本による暗殺?)、その世子であった純宗が

大韓帝国皇帝の地位に就いていた頃の話です。


高宗の愛人(妾)の中に、一度、

明成皇后によって追い出された女官がいました。

その女官と高宗との間に男子が生まれたのです。

大韓帝国第2代皇帝の弟である李垠(イ・ウン)です。

今回のドラマ『虹を架ける王妃』の主役です。

日本人俳優の岡田准一が演じております。

つまり・・・、

このドラマの時点の大韓帝国皇帝・純宗には

世継ぎ(子供)がなく、その見込みもなく、

他方、健康的な弟である李垠(イ・ウン)がいた

ということになります。


大日本帝国は、その李垠(イ・ウン)を、

東京の学習院への留学ということで連れてきて、

人質だけれども丁重に扱って育てていたのです。

そして学習院卒業後は、陸軍士官学校へ進学させ、

大日本帝国の軍人にさせたのです。


大日本帝国には、長期的な計画がありました。

ゆくゆくは、現皇帝・純宗を排除(暗殺)するか、

あるいは世継ぎがいないということで、

帝位をその弟・李垠(イ・ウン)に継がせる

という計画です。そして、

その弟・李垠(イ・ウン)へ日本の皇族の王女が嫁ぎ、

日本の天皇家の血の流れている朝鮮王朝を作ろうという

計画を立てていたんです。


◎ 映画『ラストエンペラー』との関係


映画『ラストエンペラー』の中に出てくる

満州国皇帝溥儀(ふぎ)には弟がいました。

その溥儀の弟も、日本の学習院へ留学し、

陸軍士官学校へ進学していますし、

昭和天皇のまたいとこ(8親等)に該たる

華族階級の女性と結婚しています。

そして、ゆくゆくは満州国皇帝の地位を、

溥儀の弟と日本人女性との間の混血子へと

繋いでいこうという長期的な計画が

練られていました。


つまり・・・、満州の皇帝も朝鮮の皇帝も、

日本の天皇家との親戚関係にある男子が

就任することにして、

日本の天皇家を中心(本家)とした

”大東亜共栄圏”を作ろうとしていたんです。

ビックリしましたか?

日本がやったことは、エゲツナイでしょう(笑)?

政略結婚という手段を使って、

隣国を乗っ取ろうとしていたんですww。


◎ 日本人・中国人・韓国人の歴史認識の違い


ほぼ同じ時代を描いた歴史ドラマ・映画を

幾つか観てみると、

その時代がどんな感じであったかが

よ~く判ってきますねぇ?

日本の公教育で使われている検定教科書には

全く書かれていないようなことばかりです。

しかも・・・ですよ・・・、

そういう史実について、お隣の韓国や中国では、

子供たちが学校や親から教わって知っているのです。

歴史認識が違っているんですよ。

その点、怖いですねぇ~w。

現在起こっている隣国(中国・韓国・北朝鮮)

との摩擦の根本原因の一つは、

歴史認識の違いにあること間違いなしです。

日本人は、歴史を勉強し直さないといけない。


◎ もしも、あの時~していたら・・・?


アメリカ軍が沖縄へ上陸した昭和20年3月、

もしも李垠(イ・ウン)が日本を離れ、

朝鮮半島の王宮へ戻っていたら、

どうなっていたと思いますか?

朝鮮王朝は復活して続いていたのか?

北朝鮮は出来ていなかったのか?

想像してみると、面白いです。


韓国ドラマ『皇后の品格』(2018年)は、

そういうパラレルワールドを描いておりますが、

実に興味深いですねぇ。


◎ 李垠(イ・ウン)の妹:徳恵翁主


今回のテレビドラマ『虹を架ける王妃』には、

徳恵翁主もわずかに登場してきます。

徳恵翁主は、純宗や李垠の腹違いの妹にあたります。

徳恵翁主の人生については、韓国映画

『ラスト・プリンセス―大韓帝国最後の皇女―』

において扱われております。



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