日本ドラマ映画『虹を架ける王妃~朝鮮王朝最後の皇太子と方子妃の物語~』(2006年)
◎ 『虹を架ける王妃』の概要
『虹を架ける王妃~朝鮮王朝最後の皇太子と
方子妃の物語~』は、
2006年に日本で作られたテレビドラマ映画です。
日本の梨本宮家の長女・方子(演:菅野美穂)と
朝鮮王朝最後の皇太子・李垠(演:岡田准一)
との政略結婚、及び2人の波乱の半生が描かれている。
このドラマは、ぜひ観ておいたほうが良いです。
本当にあったことが描かれております。
明治末期~昭和初期における日本の政治や
日韓関係を理解する上で、
非常に重要な映像資料となっております。
◎ 韓国ドラマ『明成皇后』の続きの時代
ドラマ『明成皇后』のストーリーの中で、
高宗と明成皇后との間に生まれた世子(純宗)の
タマタマの発達異常(未熟)により
将来的に子供ができないかも・・・?
っていう話がありました。覚えていますか?
大韓帝国初代皇帝・高宗(1852-1919)が突然死し
(日本による暗殺?)、その世子であった純宗が
大韓帝国皇帝の地位に就いていた頃の話です。
高宗の愛人(妾)の中に、一度、
明成皇后によって追い出された女官がいました。
その女官と高宗との間に男子が生まれたのです。
大韓帝国第2代皇帝の弟である李垠(イ・ウン)です。
今回のドラマ『虹を架ける王妃』の主役です。
日本人俳優の岡田准一が演じております。
つまり・・・、
このドラマの時点の大韓帝国皇帝・純宗には
世継ぎ(子供)がなく、その見込みもなく、
他方、健康的な弟である李垠(イ・ウン)がいた
ということになります。
大日本帝国は、その李垠(イ・ウン)を、
東京の学習院への留学ということで連れてきて、
人質だけれども丁重に扱って育てていたのです。
そして学習院卒業後は、陸軍士官学校へ進学させ、
大日本帝国の軍人にさせたのです。
大日本帝国には、長期的な計画がありました。
ゆくゆくは、現皇帝・純宗を排除(暗殺)するか、
あるいは世継ぎがいないということで、
帝位をその弟・李垠(イ・ウン)に継がせる
という計画です。そして、
その弟・李垠(イ・ウン)へ日本の皇族の王女が嫁ぎ、
日本の天皇家の血の流れている朝鮮王朝を作ろうという
計画を立てていたんです。
◎ 映画『ラストエンペラー』との関係
映画『ラストエンペラー』の中に出てくる
満州国皇帝溥儀(ふぎ)には弟がいました。
その溥儀の弟も、日本の学習院へ留学し、
陸軍士官学校へ進学していますし、
昭和天皇のまたいとこ(8親等)に該たる
華族階級の女性と結婚しています。
そして、ゆくゆくは満州国皇帝の地位を、
溥儀の弟と日本人女性との間の混血子へと
繋いでいこうという長期的な計画が
練られていました。
つまり・・・、満州の皇帝も朝鮮の皇帝も、
日本の天皇家との親戚関係にある男子が
就任することにして、
日本の天皇家を中心(本家)とした
”大東亜共栄圏”を作ろうとしていたんです。
ビックリしましたか?
日本がやったことは、エゲツナイでしょう(笑)?
政略結婚という手段を使って、
隣国を乗っ取ろうとしていたんですww。
◎ 日本人・中国人・韓国人の歴史認識の違い
ほぼ同じ時代を描いた歴史ドラマ・映画を
幾つか観てみると、
その時代がどんな感じであったかが
よ~く判ってきますねぇ?
日本の公教育で使われている検定教科書には
全く書かれていないようなことばかりです。
しかも・・・ですよ・・・、
そういう史実について、お隣の韓国や中国では、
子供たちが学校や親から教わって知っているのです。
歴史認識が違っているんですよ。
その点、怖いですねぇ~w。
現在起こっている隣国(中国・韓国・北朝鮮)
との摩擦の根本原因の一つは、
歴史認識の違いにあること間違いなしです。
日本人は、歴史を勉強し直さないといけない。
◎ もしも、あの時~していたら・・・?
アメリカ軍が沖縄へ上陸した昭和20年3月、
もしも李垠(イ・ウン)が日本を離れ、
朝鮮半島の王宮へ戻っていたら、
どうなっていたと思いますか?
朝鮮王朝は復活して続いていたのか?
北朝鮮は出来ていなかったのか?
想像してみると、面白いです。
韓国ドラマ『皇后の品格』(2018年)は、
そういうパラレルワールドを描いておりますが、
実に興味深いですねぇ。
◎ 李垠(イ・ウン)の妹:徳恵翁主
今回のテレビドラマ『虹を架ける王妃』には、
徳恵翁主もわずかに登場してきます。
徳恵翁主は、純宗や李垠の腹違いの妹にあたります。
徳恵翁主の人生については、韓国映画
において扱われております。