ソ連映画『白痴』Идиот(1958年)~ソ連の『フォレストガンプ』?
N・Sさん...
1958年製作のソ連映画『白痴』(はくち)
を観ました。
Part1となっており続きがあるようなのですが、
私のほうはかつて原作本を読んだので、
残りについては観なくても平気です。
今回観た映画『白痴』の主題は・・・、
白痴=知恵遅れの人のほうが
物事を純粋に見れて、感じれて、
素直に幸せに生きれるのだ、
ということだろうと思います。
多くの人は、お金や財産・地位こそが
重要だと考えてしまい、
人間の純粋な魂というものを失いかけている。
それを反省すべきだということなのでしょう。
ドストエフスキーが『白痴』を書いたのは、
今から150年ほど前(1868年)であり、
この映画はソ連時代に作られております。
社会主義の思想に反しない内容だからこそ、
ソ連において発禁とされなかったわけです。
白痴=知恵遅れの人を描いた映画としては、
アメリカ映画の『フォレストガンプ』(1994)
があります。この『フォレストガンプ』は、
行き過ぎた資本主義社会へのアンチテーゼとして、
ドストエフスキーの『白痴』を発展させる形で、
製作されたのだと思います。
今回、私が観たソ連映画の『白痴』は、
名作映画というわけではないです。
先日、N・Sさんに送った
「ロシア・ソ連映画トップ100」にも
入っていません。なのでN・Sさんは、
この『白痴』を観なくて良いと思いますが、
アメリカ映画の『フォレストガンプ』のほうは、
ぜひとも観るようにしたほうが良いです。
なお日本では、黒沢明がこの『白痴』を
1951年に映画化しております。
黒沢映画としては珍しく名作映画ではないようです。
失敗作なのでしょう。
しかし私のほうは、これを観てみるつもりです。
手塚治虫も『ブラック・ジャック』第4巻の
第36話「しずむ女」において、公害病によって
身体と知能に障害を負った少女を描いています。
しかし、悲劇で終わっております。