ヴィクトル・ユーゴー原作『レ・ミゼラブル』のすゝめ ~ Les Misérables の意味
N・Sさん...
BBC制作ドラマ『レ・ミゼラブル』(全8話)
が、いま動画サイト〇〇〇において
無料配信されているということについては、
先のメールでお知らせしたとおりです。
N・Sさんは、このドラマを観るべきかどうか、
迷っていますね?
◎ ヴィクトル・ユーゴー原作
『レ・ミゼラブル』(Les Misérables)は、
フランスのヴィクトル・ユーゴーによって
1862年に出版された名作文学です。
私は、手元に新潮社から出版された3冊組の
分厚い翻訳本を所持しており、これまでに
3回読みました・・・。
読み直すたびに毎回、新たな発見があります。
ミュージカルを観たこともあるし、
他のドラマや映画もいくつか観ました。
だから自信をもっておススメできるのです。
人間が一生の間に接しうる情報って、
限度があると思うのですよ。
重要なモノから消化していったほうが良い
と思うのです。そして『レ・ミゼラブル』は、
と~っても重要な作品なのです。
『ホジュン』や『大長今』、『六龍が飛ぶ』、
『トンイ』は、朝鮮史を探求していく上では
重要なドラマですし面白いですが・・・、
所詮、東アジアの小さな半島の出来事を
扱ったものです。
これに対して、『レ・ミゼラブル』は、
世界中の人が”名作”と認める確かな作品です。
これまでの150年間に、世界中の多くの人たちが
読んで、観て、泣いて、感動した作品なのです。
格が違うんですねぇ~w。
人類共有の財産であり、世界史に記録されている
名作中の名作なのです。
この分厚い原作本を読んでみましょう!!
・・・と言っているのではないです。
読むと大変ですので、まず入門として、
ドラマ作品を観てみましょうよ。
かつて大ヒットしたアメリカ映画『逃亡者』
(ハリソンフォード主演)って知っていますか?
あれって、おそらくこの『レ・ミゼラブル』の
焼き直し=派生作品です。
良い作品は、後世に影響を与えるものなのです。
今後も、『レ・ミゼラブル』の派生作品が
生まれてくるかもしれません。
◎ 約200年前のフランスが舞台
N・Sさんは、ナポレオンを知っているでしょ?
あのナポレオンが失脚したあとのフランスが
舞台となっております。
今から約200年前のフランスです。
フランスは、いまでは文明国です。
が、200年前のフランスはどうであったか?
この作品中で描かれている”悩み”というものが、
その後のフランスを確かな文明国にしていき、
そしてフランス以外の国にも
多大な影響を与えていったのです。
◎ フランス文化の世界への影響
日本だって、フランスの影響を沢山受けているのですよ。
日本国憲法は、かつて日本を占領していた
アメリカの軍人が作ったものですが、
そのアメリカの軍人は、
フランスの憲法もよく勉強していたのです。
それで今の日本国憲法にはフランスで生まれた
思想が入り込んでいるのです。
というか・・・、アメリカの憲法は、
フランス由来のものなのです。
それを真似て作られた日本国憲法の基本的部分は
フランス人が考えた内容だと言えます。
日本の民法や商法だって、
フランス民法・商法の影響を受けております。
フランスというのは、ドイツやアメリカそして
イギリス・・・だけでなく、
日本にも多大な影響を与えている国なのです。
原作者のヴィクトル・ユーゴーは、
ただの小説家ではなくて、
哲学者だと言っても良い人です。
いろ~んな学問について精通しており、
作品中の登場人物のセリフの中にも、
その知恵が盛り込まれております。
そしてこの『レ・ミゼラブル』が、
その後のいろんな学問にも影響を与えております。
ぜひぜひ『レ・ミゼラブル』を観てみましょう。
◎ 自由・民主主義・三権分立
フランスというのは、今の日本だけでなく、
世界の国々に他大な影響を与えている国です。
韓国の憲法だって、フランス流の憲法を持っております。
フランスこそが民主主義というものを初めて実現した国
だからです。
N・Sさんが、いま自由に動き回って遊んだり、
家でテレビを自由に見たり、心地よく眠ったり
というような自由は、かつてフランス人が
血を流してようやく獲得できた人類共通の権利です。
中沢さんが選挙に行けるのもフランス人のおかげです。
日本の統治システムが、
立法・行政・司法の三権分立になっているのも、
フランス人が考えたことです。
フランスというのは、実は、日本(人)に
もっとも多大な影響を与えている国なのです。
だから、日本でフランス語を学ぶ学生が未だに多いのです。
いかがですか?
どうしてフランスなんて・・・?
って思っていませんでしたか?
フランス語を話す人は今の世界には比較的少ないですが、
フランス(人)の影響を受けている国はやたらい多いのです。
◎ 資本主義・共産主義・社会主義
資本主義という考えは、実は、
ローマ・カトリックのキリスト教の考えとは
矛盾する要素を持っております。
ローマ・カトリックに抵抗したのは、
N・Sさんもご承知のはずの
ドイツ・フランスにおける宗教改革です。
ドイツのルターとフランスのカルヴァンです。
このプロテスタントの考えが
資本主義という考えを受け入れます。
つまり、N・Sさんが誇りに思っている
”資本主義”という社会体制の基礎を作ったのも
フランス人だということになります。
N・Sさんは、アメリカが好きなので、
資本主義を考えたのもアメリカ人だ
と思っていたでしょ(笑)?
要するに・・・、今のN・Sさんの生活があるのは、
ほとんどフランス(人)のおかげなのですww。
共産主義・社会主義の考えを生み出した
と言われるマルクスはドイツ人ですが、
フランスのパリに留学しておりました。
フランスでは、マルクスよりも早くに、
共産主義や社会主義の発想が芽生えていました。
したがって、
共産主義や社会主義の思想というものも
フランスで生まれたということができます。
ソ連や中国、北朝鮮じゃないんです。
フランス(人)というのは、
本当に頭の良い国(民族)なのです。
現代の世界に影響を与え続けている国なのです。
◎ Les Misérables の意味
Les っていうのは、英語で言えばThe に相当する定冠詞です。
フランス語の名詞には男性・女性そして複数形の区別が
あります。Les っていうのは、後ろに来る名詞が
複数形の場合の定冠詞です。
Misérables(ミゼラブル)っていうのは、
「哀れな人たち」というような意味合いです。
単語末尾の s は複数形であることを
示しておりますが、発音しません。
誰が哀れなのか??
その点を考えながら作品を鑑賞すべきです。
が・・・、予め答えを書いておきましょう。
この作品に登場する全ての人が
「哀れな人たち」なんです。
てか・・・、
人間は誰しも欠陥・問題を抱えており、
「哀れな人たち」なんです。
私もN・Sさんも山羊ちゃんも・・・
み~んな「哀れな人たち」なんです。
どんな欠陥・問題を抱えているのかを考えながら、
この作品をじ~っくりと観賞してみてください。