日本映画『太陽の子』(2021年)~ 京都帝大における原爆研究

 N・Sさん...


私のほうは、日本映画『太陽の子』(2021年)

を観終わりました。



◎ 核爆弾を作るための研究?


1944年秋以降の終戦間際の時期を扱っております。

京都帝大の研究室の様子が描かれております。

第二次世界大戦中の京大の研究室内で、

海軍から依頼を受けた研究をやっていたのです。

核爆弾を作るための研究です。


もっとも核爆弾自体は作ってはいません(笑)。

天然ウランからU235を抽出するための

「遠心分離機を作る研究」と言ったほうが正確かも。

ひたすら回転速度を上げるための研究ですよ。

結局、作れなかった・・・w。


◎ 馬鹿と天才は紙一重?


内容は非常にあるのですが・・・、

演じている俳優さんたちに

ホンモノの研究者らしい所が見受けられないのです。

その点が、問題ですねぇ(笑)w。

京大で物理学を研究している人たちは、

”馬鹿と紙一重だ”

というイメージなのでしょうが、

それは偏見ですよ(笑)w。

この映画が何も賞をとっていないのは、

演技力にも問題があったからでしょう。


しかし、出演している女優さんは、

私のお気に入りの有村架純ちゃんです(笑)。

顔を見ているだけでホッとしますねぇ。


◎ Atomic Bomb


この映画の中では、京都帝大の荒勝文策教授が

Atomic Bombという名前を考案したように

描かれておりますが・・・、

それはウソのようです(笑)w。

ハンガリー出身の物理学者レオ・シラード

(Leo Szilard)が、1933年にこの

「Atomic Bomb」という名称を使っております。



◎ 学徒出陣


1943年(昭和18)10月のことですが、

兵力不足に陥った日本政府が

文科系大学生らの徴兵猶予を停止し、

約10万人を戦場へ送り出しました。

対象は、理工・医学系、教員養成系を除く

大学・専門学校の文科系学生でした。

1943年(昭和18)10月21日に出陣学徒壮行会

明治神宮外苑競技場において雨の中行われ、

約2万5000人の学生が行進しました。


今回の映画の中においても、

京都大学の門から小銃を担いで出ていく

学生たちの姿が映っております。


しかし・・・、この映画は1944年秋以降を

扱っております。

したがって、あのような感じでの学徒出陣は

なかったと思われます。個別に召集されて、

出陣していったはずです。


◎ 京都帝大の学帽


この映画の主人公がいつも学帽を被っています。

京都帝大の学帽がどんな感じであったかなんて、

いまや記録が少なくなってきております。



この学帽は、東京帝大の学帽とよく似ております。

正岡子規の学帽

果たして帝大の学帽はすべて共通だったのか?


◎ さいごに


今回の映画『太陽の子』は、

時代考証的な点については怪しい点もありますが、

内容のほうはわりとよく出来ております。




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