韓国ドラマ『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』달이 뜨는 강(2021年)~ その1 あげまん女とダメ男の話
N・Sさん...
韓国ドラマ『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』
を観ております。すっごく面白いです。
原題は『달이 뜨는 강』であり、
「月が浮かぶ大きな川」という意味です。
高句麗末期の混乱の時代、西暦で言うと
500年代後半頃の話です。
今回のドラマは全くのフィクションだと思い、
ただ楽しむつもりで観ていたのですが・・・、
その後いろいろと調査が進みました。
このドラマ『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』は、
韓国に伝わる昔話(伝説)をヒントにして
作られたものである、ということが判明しました。
脚本家の妄想で出来た話というわけではなくて、
伝承されている昔話(伝説)に基づいているわけで、
韓国人ならば誰もが知っている有名人物を
扱ったものというわけです。
その有名人物というのが、
ピョンガン(平岡)というお姫様と、
オンダル(温達)というダメ男です。
ピョンガン姫は、高句麗で一番のダメ男と
自分の意志で結婚したのです。
そして、そのダメ男を支え、
大将軍に育て上げた、という話です。
ピョンガン姫は、男から見れば「あげまん女」
なわけです。
いまでも、韓国では、
非常に出来の良い「あげまん女」のことを
「ピョンガン」と呼んでいるそうですよ。
そして、出来の悪い旦那のことを
「オンダル」と呼んでいるそうです。
「あの夫婦は、ピョンガンとオンダルだ」
というような使われ方がなされているようです。
あえて日本の例を挙げるならば、
「北条政子と源頼朝」みたいな夫婦です。
源頼朝は、謀反を起こした父親と一緒に
処刑されるべき嫡男子だったのですが、
頼朝のお母さんが絶世の美女で
平清盛が惚れていたので、処分を軽くして
伊豆への追放・幽閉処分にしたのです。
伊豆の北条一族は、源頼朝の監視役を依頼された
地方豪族だったのです。
北条政子のほうが先に頼朝に好意を抱き、
親の反対を押し切って頼朝のところへ嫁いだのです。
そして、頼朝の尻をたたき、
頼朝を征夷大将軍にまで導き、
鎌倉幕府を立ち上げさせた、といえます。
このように、今回のドラマを観ていて、
日本の「北条政子と源頼朝」の話を
思い出しました。
”歴史は繰り返す”と言いますが、
似たようなことが高句麗の時代でも
起こっていた、ということですねぇ。
現代でも、社長令嬢と一緒になったダメ男が
経営者の道を歩むというような話はよくあり、
世の中でよく起こっている現象ですね?
出来の悪い男にとっては、と~っても都合の良い話
ということができます(笑)。