日本映画『飛べ!ダコタ』(2013年)~昭和21年という時代を映像化
N・Sさん...
いま私のほうは少しばかり忙しいので、
長編ドラマには手を出せないです。
なので・・・、
ちょっとした時間ツブシのために、
久しぶりに日本映画を観ましたよ。
『飛べ!ダコタ』(2013年公開)です。
映画賞を取るような名作とは言えないけれども、
内容のある映画でした。
◎ あらすじ
この映画は実話が元になっています。
昭和21年1月14日——終戦から5ヶ月後のその日、
一機のイギリス空軍機ダコタが佐渡島にある
高千村の海岸に不時着した。
上海の英国総領事を東京まで送る途中で
悪天候に見舞われたためだった。
つい半年前まで敵国であったイギリス人たちに
複雑な感情を抱く島民たち。しかし、
「困った者を助けるのが、佐渡んもん」
という精神に従って、
ダコタを再び空に舞いあがせるために
島民たちと英兵たちが力を合わせて
浜に石を並べて滑走路をつくる。
そしてダコタは、村民たちに見送られて
空へ飛び立っていった。
◎ 駄作映画と秀作映画・名作映画
最近作られている日本の映画やドラマって、
非常識設定の妄想話が多いでしょ?
作る方は、儲けるための映画を作ろうとしており、
観る方は、一時的な快楽を得ようとしている。
快楽のない真面目作品は敬遠する。
そういう社会環境では、良い映画は生まれないです。
今回の映画『飛べ!ダコタ』は、
昭和21年という時代を描いています。
日本のド田舎に住む日本人たちが
初めて外人や英語に接した時のことを描いています。
興味深いですよ。そして考えさせられます。
この映画の観客動員数や興行収益は、
多分少なかったであろうと想像します。
だってゲームばかりしている多くの日本人が
観たいと思うタイプの映画ではない。
日本人の多くは過去=歴史に興味がない。
でも、この映画を観た一部の日本人は、生涯
この映画の内容を覚えていることでしょう。
内容のある映画っていうのは、
観た人のその後の人生に影響を与えます。
一時の快楽しか得られない”時間ツブシ映画”
=駄作映画とは違います。
しかし、この映画は名作映画だとは言えない。
”何か”が欠けている。
たぶん・・・、普遍的な思想・哲学や方向性が
欠けているんだと思います。
したがって今回の映画『飛べ!ダコタ』は、
昭和21年を映像化した秀作映画だと考えます。