ネパール映画『Chocolate』(2015年)~現代のネパール≒かつての朝鮮王朝?

 N・Sさん...

ネパール映画『Chocolate』を観始めました。



この映画については、ネットでは

殆ど何も情報が得られません。

制作年すらわかりませんw。

たぶん2015年頃の映画だと思います。

幸い、英語字幕が付いております。

ミュージカル映画っていう感じの映画です。


◎ あらすじ


都会の商店街の朝、7、8人の子供たちが、

舗装された歩道で毛布もかぶらずに

寝ております。

屋根(アーケード)付き商店街ではないです。

お店の入口前の路上で寝ているのです。

そして、朝になって活動開始。

子供たちが、道行く人たちに

お金を所望している・・・。

つまり・・・、乞食生活ですw。

外国人だけでなく、

お坊さんからもお金をせびり取ります。

お店に入ることはできず、

お金を恵んでくれる人に買ってきてもらいます。

日本の青山の表参道や原宿のような場所ですが、

そんな場所で子供たちが、路上生活をしているw。

裸の赤ん坊を道に寝かせて、通行人たちから

お金を恵んでもらう若い母親もいるww。


通りには、やたらバイクが多いですねぇ。

自転車よりもバイクのほうが多いようです。

小さな一人乗り50ccではなくて、

125cc~中型が多いようです。

後部に荷物や人間を載せるために

少し大きめバイクのニーズが高いのでしょう。


この映画のタイトルになっているChocolate

っていうのは、

主人公女性の名前(呼び名)のようです。

路上生活をしている子供たちのことは、

Street Childrenと呼んでいます。


Chocolateは、20代以上の大人に見えるのですが、

子供たちを率いて一緒に路上生活しています。

子供たちのことを放っておくことが

できないからでしょう。

売春婦と間違われたりしています。


そのChocolateと、お金持ち御曹司が出会います。

テレビ番組制作会社のオーナーです。

彼女を車で轢いてしまい、大怪我をさせますが、

なぜか警察沙汰にはなりませんw。

彼女を大きな病院で治療してもらい、

彼女と子供たちを自宅へ引き取ります。

「社会奉仕だ」と言っております。

いきなり賑やかな大家族になります。

楽しそうな生活です。


いま1時間12分のところです。

この後のストーリーは、どうなるのか・・・?


◎警察が機能していない


N・Sさん...

ネパール映画『Chocolate 』を観終わりました。

一応、英語字幕がついておりますが、

小さな文字で読みにくいし、

文法的にも間違っている箇所が多いですw。

が、なんとなく理解できます。


映画それ自体を客観的に評価するならば、

駄作の部類に属するでしょう。しかし、

ネパールという国や社会の実情を伝える

映像だと考えて観察した場合、

この映画には、それなりの価値があります。


ネパール社会は、今なお階級差別社会である

ということです。そのうえ、

警察が機能していないように感じられます。

警察が機能していないっていうことは、

つまり国家権力が国内事項に関して

指導力や規制力を発揮していない、

ということを意味します。無法地帯ですね・・・w。


◎現代のネパール≒かつての朝鮮王朝


ネパールという国がどのような国か?

Wikiにまとめられております。

この記述をちょっと読んだだけでも、

問題を感じる国ですねぇw。


2008年に王政が廃止され、

「ネパール連邦民主共和国」になりましたが、

共産党・社会党の力が強いようです。

ところが・・・、

その共産党や社会党を率いるのは、

かつての王政国家を主導してきた富裕層です。

その点だけでも矛盾があります。つまり

下層国民による革命闘争がなかったのです。

表向きは共産主義・社会主義をうたっていても、

実質的には、これは・・・、貴族政と言えます。


N・Sさんも朝鮮歴史ドラマを幾つか見たので、

覚えているかもしれないですが、

朝鮮王朝それ自体は、国内事項について、

さほど強い権力を持っていませんでした。

王家はそれを取り巻く富裕な貴族たちに操られ、

場合によっては王子や王様が暗殺されました。

自分たちに都合の良い王子が王様になる。

王様は実際の政治を各地方の貴族にゆだね、

姻戚関係を通して国を事実上まとめていただけ。

朝鮮国内では身分制が敷かれ、

国民の大部分を占める奴隷階級者たちは、

過酷な生活を強いられていました。


似たようなことが、

現代のネパールという国の中で

起こっているようです。

王様はいないのですが、

実権をともなわない国家元首=大統領がいます。

つまり、現代のネパール≒かつての朝鮮王朝

という具合に考えてみると、

理解しやすいと思われます。


朝鮮王朝時代、たとえば庶民が殺されても、

国家機構が犯罪捜査なんてしなかったでしょ?

そういうことが、現代のネパールで

今なお起こっているようなのですw。

アブナイ国と言えますねぇ。

うかつに観光になんて行くべき国ではないですよ。



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