韓国映画『マルモイ ことばあつめ』말모이(2020年)~ タンポポの話

 N・Sさん...


私のほうは、かねてよりの宿題であった

韓国映画『マルモイ ことばあつめ』(2020年)

をやっと観終わりました。


YouTube動画を検索していたら、偶然、

無料動画を見つけたのです。

すぐさま一気に観てしまいました。

すっごく内容のある映画だったし、

背景で流れる音楽もとっても良いです。

久しぶりに感動しましたよ。


今回のYouTube動画は

違法にアップされたファイルではない

と思われます。

正式手続を踏んで(著作権料を払って)、

アップしてくれているものと思います。

この映画をアップしてくれた人に感謝しつつ、

N・Sさんも観てみたらどうですか?

きっと良い映画をみんなに観てもらいたい

と考えている奇特な人なのでしょう。


◎ マルモイ(말모이)の意味


「マル」(말)は「言葉」という意味で、

「モイ」(모이)は「集め」というような意味です。

全体で「言葉集め」という意味合いです。


韓国併合時に、日本側は朝鮮を支配するために

朝鮮人を準日本人として吸収してしまおう

としたんです。そして朝鮮語の使用を禁じたんです。


この映画は、日本による言語統制政策に抵抗し、

自分たちの言語(우리말 ウリマル)=朝鮮語を

守ろうとした朝鮮語学者たちを描いております。

『朝鮮語辞典』を作ろうとしていたんです。

言葉は民族の精神だ!

という考えを元に朝鮮語を守ろうとしたんです。


◎ 朝鮮語学会事件(1942年10月)


この映画は、朝鮮語学会事件を題材にして

作られております。

30人の学者を逮捕して終戦の日まで監禁したんです。

Wiki-朝鮮語学会事件


日本は、朝鮮半島を日本の領地にするために、

朝鮮人たちを日本人にしようとしたんです。

日本の宗教=神社神道を押し付け、

そして日本語を押し付けたんです。

日本名を押し付け(創氏改名)、

日本人として振る舞うことを強制したんです。


しかし、無理があると思いませんか(笑)?

いくら「日本語を話せ」と強要しても、

尻を叩いてもぶん殴っても、

無理なモノは無理(笑)w。

突然話せるようになるわけない。

我々日本人は学校教育の過程で沢山の時間を

英語学習のために費やしているのに、

殆どの人が英語を話せないのですが、

それと同じですよw。


それに、もし我々日本人がアメリカによって

英語だけを使うようにと強要されたならば、

反発したくなるでしょ?

それと同じですよw。


◎  タンポポ(민들레)の話


この映画の中の最も良い台詞は、

51分45秒頃~の

タンポポに関連付けられた話です。

タンポポは朝鮮語で민들레(ミンドゥルレ)

と言います。

この映画の主人公である「先生」が

足元に咲くタンポポの花を見ながら

次のように語ります。


タンポポがどうして민들레(ミンドゥルレ)

と呼ばれるか知っていますか?

門の周りに咲き広がるという意味で

문들레(ムンドゥルレ)と呼ばれ、

それが민들레(ミンドゥルレ)になったとか。

そう父が教えてくれた。

「一人の十歩よりも、十人の一歩が大切だ」

と言って、父は地域の人たちに文字を教えた。

「タンポポの種が飛び広がるように

その一歩一歩が広がれば世の中を変えられる。

そうすれば独立も勝ち得る」と。

そんな父がいつの間にか親日派になった。

それが嫌でたまらなくなって、

逃げるように留学した。

当時の私には何もできなかった。

そして5年ぶりに帰国して、

家に向かう途中、京城駅前で

スンヒと同年代の子供とぶつかったんだ。

その子は、朝鮮語を全く話せなかった。

その時私は決心した。辞典を作ろう、と。

人が集まる所に言葉あり。

言葉が集まる所に志あり。

志が集まる所にやがて独立への道ができる。

そして同志を説得した。

私は愚かだった・・・、

人の大切さが判らなかった・・・。

許してくれ。




민들레가 왜 민들레인지 아십니까?

문 주변에 흐드러지게 많이 피는 꽃이라 해서 문들레… 

그래서 민들레가 되었답니다.

저희 아버지가 알려주신 겁니다.

한 사람의 열 걸음보다 

열 사람의 한 걸음이 더 큰 걸음이라고…

마을 사람들에게 글을 가르치셨거든요.

그러면 민들레 홀씨처럼 

그 걸음걸음이 퍼져나가 세상을 바꾸고…

결국엔 독립을 이룰 수 있다고요. 

그랬던 아버지가 언젠가부터 친일을 하더군요.

그게 너무 싫고 원망스러워서 도망치듯 유학을 떠났던 겁니다.

그때는 제가 할 수 있는 게 아무것도 없더라고요.

근데, 유학을 떠난 지 5년만에 집에 돌아오던 길에

경성역에서 순희 또래의 한 아이와 부딪혔는데…

그 아이는 조선말을 전혀 할 줄 몰랐다.

 그때 결심했습니다.

사전을 만들겠다고.…

사람이 모이는 곳에 말이 모이고,

말이 모이는 곳에 그 뜻이 모이고,

그 뜻이 모이는 곳에 비로소 길이 있지 않겠느냐고

우리 동지들을 설득했죠. 

제가 어리석었습니다.

사람 귀한 줄 모르고. 

용서해 주십시오.


◎ 日本人は何をしたら良いのか?


かつてのマッカーサーによる日本占領時代、

アメリカは日本人に英語を押し付けるようなことは

しなかったですね。

しかし、英語を公教育での第一外国語として

位置づけることに成功しました。

日本は実質的にはアメリカの属国として

の道を歩みましたが、

同時にアメリカから沢山の恩恵を受け、

日本人は豊かになりました。

日本人は、アメリカのことを恨んでいませんね?

ところが・・・、

現代の韓国人たちは、いまだに

日本を恨んでいますね?

少なくとも嫌っていますね?

過去の日本人がやったことの報いなのですが、

その汚点を拭い去るためには

いま我々日本人は何をしたら良いのか・・・?


私は、かつての日本(人)がやった悪行の数々を

日本の公教育の場で包み隠さず教えることから

始めるべきなのではないかな・・・

と思っているんです。

我々日本人は、自分たちの歴史を

よ~く学ぶべきだと思います。

この点、いかがでしょう?

そう思いませんか?



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