ネパール映画『道端の花』(2010年)~カースト制度
N・Sさん...
ネパール映画『道端の花』(2010年)
を観ております。
ネパールの山間部を舞台として、
上流階級出身の娘と最下層階級出身の男との
ラブロマンスが描かれております。
◎ 警察での取調光景
映画冒頭で、警察での取調の光景が映ってます。
警部補が短銃を持参して机の上に置いて
暴力を振るいながら尋問するって・・・、
そんなことは先進国ではあり得ないw。
ネパールでは、2010年に至っても、
そんな取調が警察署内で行われているのか??
◎ 他民族国家
出演者たちの顔ぶれを見ると・・・、
いろんなタイプの民族出身者がいるようです。
インド系アーリア人、ベトナム系、中国系、
イギリス系と思われる白人タイプ、
そしてそれらの混血です。
日本人によく似た顔立ちの人もいる。
◎ カースト制度
ネパールにおけるカースト制度は
建前上は廃止されたようなのですが、
社会には根強く差別意識が残っているそうなのです。
ネパール社会の問題点を紐解く上では、
カースト制度のことも知っておかないといけない
と思います。
以下、ネットで拾ってきた引用です。
ネパールのカースト制度は、
1854年発布の「ムルキ・アイン」と言う法律で
国家権力により導入されている。
カースト制度による職業や婚姻関係の固定や、
移動手段が徒歩しかないという地理的な条件が、
ネパールの山村を閉鎖的にしているのは確かである。
カースト制度はネパールに根付いて、
現在では法的にカースト制度は廃止されてはいるが、
社会的制度としては今もなお存続している。
井戸は高位カースト(手前)とダリット用(奥)に
分けられている。
ネパール人に「カースト差別はあるか」と聞くと
「もうない」と答える人は多いだろう。
現在のネパールはヒンドゥー教の影響下、
カースト制度があり、それはバルナと呼ばれている。
バルナは、司祭の「ブラーミン」、
武将の「チェトリ」、商人の「バイシャ」、
底辺に「シュードラ」という4つの階層があり、
「シュードラ」がダリットや不可触民である。
ダリットとは、現在人口の2割程度を占める、
カーストの最底辺に位置付けられた人々の総称である。
為政者によって抑圧され、差別される中でつくられた
階層という被差別の歴史を抱えている点で、
日本の被差別部落にも共通している側面が多い。
そもそもヒンドゥー教が元凶ですね?
何故、そういう宗教が今日なお
全世界で大勢を占めているのか・・・、
非常に不思議なのですが、それが現実w。
階級の低い身分層として生まれてしまった人は、
ネパールにいるよりかは、
日本に来たほうが良いでしょうねぇ?
◎ 山間部
映画の背景映像を見ていると、
山奥のド田舎のようw。
農業が主体の国のようですが、
山間部では農業もまともに出来ないですね?
働き口がない。
道も舗装されておらず、流通も困難ですね?
生きにくい社会・国と言えます。
◎ 言葉
ネパールでは英語が公用語だと聞いていたのですが、
それは嘘ですね?
「英語であってほしい」ということでしょう?
やっぱりネパールの公用語は、ネパール語です。
今回の映画の中でも
英語単語がたびたび散見されますが、
英語を話しているわけではない。
一部の英語単語が日常会話の中に
頻繁に登場しているだけで、
それは日本と同じでしょう?
西洋人たちは、日本でも英語が通じると
固く信じているでしょうが、
日本人の多くが公教育で英語を数年間
学んでも、実際には話せる人なんて、
殆どいないですね(笑)?
それと同じだと思います。
この映画のタイトル原題は、
बाटोमुनिको फूल 「BATOMUNIKO PHOOL」なのですが、
「バトムニコプル」と発音するようです。
その बाटो (bāṭo) は「道」を意味し、
मुनि (muni)は「~の下に」を意味し、
को (ko)は「~の」という副詞であり、
फूल (phūl) は「花」を意味するようです。
直訳すると「道の下の花」になります。
この「花」を意味するफूल (phūl) は、
男性名詞だそうです。つまり・・・、
ヨーロッパ系言語と同じように、
名詞に男性・女性・中性の区別があるようです。
ビックリです。
ネパールで話されているネパール語は、
ヨーロッパ系言語と似た特徴を
持ちあわせているのです。
名詞に性があるということは、
形容詞なども名詞の性に合わせて
格変化するはずです。
要するに・・・、
ネパール語というのは、もともと
日本語とは異質な外国語と言えます。
ドイツ語やロシア語に近いということです。
もしネパール語を勉強するとなったら、
そりゃ大変ですよ(笑)w。
ネパール映画『道端の花』の視聴のほうは、
残すところ20分になりました。
最後のどんでん返しがあるのか?
ないのか?悲劇で終わるのか?
ハッピーエンドにしてあるのか?
これからの20分が楽しみです。