韓国ドラマ『花遊記<ファユギ>』화유기(2017年) ~その1 韓国版『西遊記』「死ぬ」のが好きな民族

 N・Sさん...


私も韓国ドラマ『花遊記<ファユギ>』

(全20話)を観ることにしました。


N・Sさんは、朝鮮歴史ドラマばかりを

観てきたので、現代モノは初めてですね?

車は右側を走っておりますし、運転席は左側です。

ソウルの様子は、まるで東京と同じですよね。


今回の『花遊記<ファユギ>』は、

これまでN・Sさんが観てきた他ドラマとは、

毛色がだいぶ違うのですが、

そこから学ぶ点も多々あるでしょう。


◎  韓国版の『西遊記』


今回の『花遊記<ファユギ>』は、

現代の韓国に『西遊記』の登場人物たちが

現れて大活躍するという内容です。

だから妖怪が沢山登場します。

この世の中を牛耳っているのは、

人間に化けた妖怪たちだという想定で、

説得力があります。


孫悟空が猿、猪八戒が豚であることは

知っているでしょう?

沙悟浄は、何の化身なのか不明ですね。

中国の『西遊記』では巨大魚の化身(妖怪)ですが、

日本では河童(かっぱ)です。

果たして韓国では、沙悟浄は魚なのか河童なのか?

魔王(芸能プロダクション会長)は牛の化身、

その部下(女秘書)は、犬の化身です。


◎  5050=悟空悟空


少しばかり韓国語の勉強をしておきましょう。


まず、ドラマ冒頭のタイトルです。

ハングル文字で書かれております。

「화유기」って書いてあります。

これを英字に翻字すると、hoa yu ki です。

発音に関する濁音化現象が発生するので、

「ファユギ」という具合に発音します。

漢字で書くと、「花遊記」でして、

日本人には理解しやすいですね。

漢字の「花」は「ファ」という発音なのです。




登場人物の孫悟空は、손오공 です。

英字へ翻字すると、son o gon です。

「ソノゴン」と発音します。

悟空の「悟」は、「五」と同じ「オ」という発音です。

そして「空」は「コン」なのです。中国語と同じ発音です。

この「空」「コン」は、数字の「ゼロ」を意味し、

その点も中国語と同じです。

それゆえに、孫悟空の乗っている車のナンバーが

「5050」(オゴンオゴン)となっているのです。

「五空五空」は、つまり「悟空悟空」という意味です。


◎ 「死ぬ」のが好きな民族


魔王の女秘書(犬の化身)は、上品ですね?

あの女優さんは

『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』でも

似たような役で出演しております。


あの美人秘書(犬の化身)が頻繁に

「殺しますか?」(チュギルカヨ?)

と笑顔で言っています(笑)。

もともと妖怪なので、残酷なんですねぇ~w。

ハングル文字で書くと、죽일까요? 

になります。

あの上品な秘書さんが頻繁に

「チュギルカヨ?」って言うので、

N・Sさんも、自然と覚えてしまいますね(笑)?


この죽이다(チュギダ)=殺すという単語は、

これまでの他のドラマでもよく登場してきています。

王様に対してですが・・・

전하 저를 죽여 주시옵소서.

チョーナー チョルル チュギョ ジュシオプソソ~

(王様、私を殺してください)

あるいは・・・、

죽여주세요 チュギョジュセヨ 

(殺してください)です。


何回も聴いたことがある台詞でしょ?

N・Sさんも、ドラマを観ていけば、

韓国語セリフを少しずつ覚えてしまうでしょう。


ところで・・・

日本においても「死ぬ」という怖い単語を

頻繁に使っていませんか?

決意表明するときに「死ぬ気で頑張ります」

と言ったり、大変な事態に陥ったときに

「死ぬぅ~!」とか、「死ぬほどキツイ」とか、

「寒くて死ぬ」とか・・・、

事態の回復が困難なときに

「死んだ・・・」というような言葉を使いますね?

日本人も「死ぬ」という言葉が好きみたいです。


この共通性は、どういう理由に基づくのか?

日本人も韓国人も

同じアルタイ民族だからじゃないですかね?



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