歌舞伎・人形浄瑠璃『妹背山婦女庭訓』~ 大化の改新をめぐる日本版『ロミオとジュリエット』
N・Sさん...
[N・Sさんwrote:]
ムシコろんだ蘇我一家ですね。
N・Sさんが「大化の改新」のことについて
メールで書いてくるとは思っていませんでした。
私のほうは、ムリシゴトと覚えましたよ。
そうなんです・・・。645年のことです。
中臣鎌足=藤原氏が中大兄皇子を担ぎ上げて、
蘇我氏を滅ぼした政変だとされておりますが、
日本(人)にとっては、重大な出来事でした。
あの大きな政変が起こったせいで、
私を含めて多くの日本人は藤原氏の子孫です。
大化の改新が起こらず蘇我氏が天下を治めていたら、
私もN・Sさんも生まれてこず、
いまの日本とは違う状態になっていたはずです。
◎ 大化の改新の背景
国際的には、非常に血生臭い時代でした。
中国(唐)が朝鮮半島を狙っており、
高句麗では、唐との関係をめぐって政変が起こり、
親唐派の王様が家臣(軍部大臣)である淵蓋蘇文
(ヨンゲソムン)に殺され、唐と戦いましたが、
やがて高句麗は唐に占領されます。
百済は、唐・新羅連合軍によって660年に滅びます。
朝鮮半島の北(今の北朝鮮のあたり)では、
高句麗人の生き残りが新しい王(大祚栄テジョヨン)
を立てて、渤海国として独立します。
新羅の金氏は、やがて朝鮮半島全域を支配します。
唐でも、政変が起こり、皇后(則天武后)が
自分の息子を失脚させて自ら女帝に就任します。
日本では、藤原氏が娘を天皇の后として送り込み、
本州・九州・四国のあたりを支配していきます。
激動の時代です。
その時代を生き残るのは大変だったでしょう。
当時の平均寿命なんて発表されていませんが、
たぶん20歳以下だったと想像します。
人殺しが日常茶飯事で、飢餓で死ぬ人も多かったはず。
◎ 『妹背山婦女庭訓』(いもせやまおんなていきん)
N・Sさんは、浄瑠璃や歌舞伎を見たことがありますか?
私は、そういうものに関心があまりなかったのですが、
それでは日本人として恥ずかしいと思い、
いくつか有名どころの演目を見たり、
歌舞伎の入門書を読んだりしました。
暇だったからできたのでしょう(笑)w。
その中に、人形浄瑠璃・歌舞伎『妹背山婦女庭訓』
というものがあります。
これは、大化の改新を扱った有名な演目です。
竹本座がやっておりまして、DVDとか出ております。
私は、県立図書館でDVDを借りて見ました。
年に1度か2度、NHK教育で日曜日とかにやっています。
敵同士の家に生まれた久我之助と雛鳥の悲恋の段
が有名でして、日本版『ロミオとジュリエット』だ
と言われております。
暇なときじゃないと、なかなか見れません。
今がチャンスですよ(笑)。