アメリカ映画『ムーンライト』Moonlight(2016年)~ 日本社会もブラック社会と同じ
N・Sさん...
N・Sさんは、映画館で山羊ちゃんと
『翔んで〇〇』の続編を観たんですか?
面白かったですかぁ??
たくさん笑えて良かったですねぇ。
しかし、それは・・・ちょっと・・・、
私の選択肢にはない行動です(笑)w。
◎ アメリカ映画『ムーンライト』Moonlight
私のほうは、自分の部屋で一人で
アメリカ映画『ムーンライト』(2016年)
を観ましたよ。
第89回アカデミー賞では8部門でノミネート、
作品賞、助演男優賞、脚色賞を受賞。
かなり前から観たいと思っていた映画なんです。
こちらの映画にはやはり内容がありますよ。
1984年以降2000年頃までの
アメリカのブラック(黒人)社会の様子を
少ない登場人物を使って浮き彫りにしているのです。
その時代の様子を、1時間51分の映像の中に
切り取っているのです。
だからアカデミー賞(作品賞)なんです。
脚本は、タレル・アルヴィン・マクレイニーによる
"In Moonlight Black Boys Look Blue"
を原案としております。
”月明りの中、黒人っ子は青く見える”という意味です。
◎ 日本社会もブラック社会と同じ
アメリカの南北戦争(日本の江戸幕末の頃)の結果、
南部の黒人奴隷たちは解放され自由になったのですが、
実際には、財産もなく仕事もなく教育もなく、ただ
厳しい差別意識のある社会に放りだされただけでした。
200年近くたった今でも、
アメリカ南部の黒人たちの子孫は、
厳しい現実に向き合っております。
一部の黒人は大統領になり政府高官になり、
あるいは軍隊で良い待遇を受けておりますが、
大部分の黒人たちは、最低の生活をしております。
犯罪に手を染めなければ生きていけないような生活です。
そういうアメリカ社会の現実を描いた作品です。
日本でも同じことが言えますよね?
明治期にはいって、士農工商の身分制度は消えましたが、
貴族制度は残りました。
戦後の日本国憲法施行によって貴族制度は放棄されましたが、
貴族階級の人たちの子孫の多くは
今日なお良い生活をしております。
仕事や財産の世襲が行われております。
教育レベルも一般的に高い。
他方、明治期に平民になった人たちの子孫は、
表向き自由ということになっておりますが、
たいていは、財産もなく教育もなく、
まともな仕事もなく、
実際には不自由な最低の生活をしております。
日本社会は、表向きの顔と実際の顔の二つがある
ということです。
この『ムーンライト』というアメリカ映画を観ることで、
日本社会のかかえる問題点を考えてほしいです。
◎ ニコラス・ブリテルの音楽
この映画『ムーンライト』は、音楽が良いのです。
ニコラス・ブリテル(nicholas jonathan britel)
っていう人が音楽を担当しております。
ブリテルはユダヤ系のアメリカ人で、
ジュリアード音楽院のPre-College Divisionを
卒業後にハーバード大学で心理学を学んでおります。
いわゆる天才っていうタイプです。
ブリテルの音楽がなければ、この映画は
アカデミー賞をとれなかったかもしれない。
そんな気がします。
N・Sさん...
映画館に行って、ポスターを見て、
適当に”えいや!”で選ぶのではなくて、
アカデミー賞受賞映画を狙って観賞したほうが、
絶対に間違いがないと思いますよ。
これは、映画というモノへの
考え方の違いなのかもしれないですが・・・、
一時的に楽しめる無難な娯楽映画よりかは
観賞後の人生に影響を与えうる内容ある映画
を選んで観たいと思っているんですぅ。
映画に対してはコダワリがあるんです。
やっぱり・・・、
映画館へは一緒には見に行けないようです。
スミマセンw。